月別アーカイブ: 2018年3月

平成30年2月 市議会 定例会

 

市長の政治姿勢について

浜田

第5次長計に基づき、この一年間は目標通り和歌山市の人口は推移していると感じているか。

尾花市長

第5次和歌山市長期総合計画は、取組をはじめて間もなく1年を迎えます。策定時の考え方として、自然動態に関しては、合計特殊出生率について、国と和歌山県の中間値をめざす一方、社会動態に関しては、段階的に転出抑制及び転入促進両面を見据えた政策を進め、平成38年度の目標人口を34万7千人と設定しました。その進捗状況についてですが、平成28年・29年、それぞれの10月1日の国勢調査基準人口を比較してみますと、約2,100人の減少となっています。

一方、国立社会保障・人口問題研究所の5年ごとの推計値を案分した1年当たりの仮の数値は約2,600人の減少となっており、それとの比較では、500人程度、減少を抑制出来ている状況です。

長期総合計画の目標人口についても、同様で、仮の数値と比較した場合は、600人程度、減少数が多くなっており、現時点においては、目標通りとは言えない状況となっています。

今後も、急激な人口減少に歯止めをかけるため、産業振興や子育て支援、魅力的なまちづくりに、より一層、努力しなければならないと考えています。

 

浜田

中心市街地の活性化について、滞留人口、定住人口などの現状及び10年後の数値目標を公表することにより、民間投資を呼び込むなどの効果があると思うが、どうか。

 

尾花市長

第5次和歌山市長期総合計画において、中心市街地に関する指標は、10年後の平成38年度のまちなか居住人口を約32000人とし、まちなか居住人口比率9.3%とすることを目標として設定しています。

中心市街地に関連する統計データとしては、市街地における観光客入込客数や昼夜間人口比率、地区別年齢別人口、公共交通利用者数があり、ホームページ等で公開しております。

議員ご提言のとおり、民間投資を呼び込めるよう、これらのデータに加えて、商業地の公示地価やリノベーション件数など中心市街地の状況をわかりやすく公開するとともに、10年後の目標値の設定についても研究してまいります。

 

浜田

誘致した大学の卒業生を市内に留める取組をどう考えるか。

尾花市長

まちなか3大学誘致は、進学時における若者の県外流出の抑制、人材が不足している専門職の養成、まちなかのにぎわい創出を目的に取組んでまいりました。

現在誘致が決定している大学は看護師、保育士、薬剤師など専門性の高い人材を養成する大学で、3分野とも就職時における本市での需要は高く、市内の就職先は十分あり、市内の病院、保育園なども実習先となりますので学生に就職先を知ってもらうこともできます。

今後とも、働きたい、住みたいと選ばれるまちへの取組を推進するとともに、大学と連携し、学生に地域の祭りやイベントへの参加を投げかけるなど、様々な機会を通じて積極的に地域の活動に参加してもらうことで、本市に愛着を持ってもらい、本市への就職、定住に繋げてまいりたいと考えています。

浜田

女性の評価を意識して、施策を考えるべきだと思うがどうか。

 

尾花市長

国土交通省の調査結果によると、女性は、休日に買い物、レジャー等で出掛ける割合が男性よりも高いことから、まちなかを訪れる人の割合は女性が高くなると考えられます。

また、まちなかで開校する大学は、女性の割合が高いとされる学部であることから、卒業後の安住につなげるためにも、特にまちなかの魅力向上の施策には、議員ご指摘のとおり、女性の評価を意識する必要があると考えます。

浜田

中心市街地の活性化について、市長は民間投資を呼び込む方策をどう考えているのか。

尾花市長

空洞化した中心市街地の活性化対策として、まちなか居住を推進するために、居住スペースの確保、利便性の向上と、和歌山城を中心とした歴史・文化が薫るまちづくりなどの魅力向上に取り組んできました。

南海和歌山市駅をはじめとした民間による市街地再開発事業、まちなかへの大学誘致、老朽化したまちなか公共施設の再編などの拠点整備は、できる限り、民間活力を生かして取り組んでいるところです。

こうしたこともあり、国土交通省から、3大学誘致による民間人口の約2割増加、まちなかの空き家の約3割減少が期待されると評価され、コンパクトシティ・プラス・ネットワークのモデル10都市の一つに選定されました。

私は、まちなかに更なる民間投資を呼び込むためには、各拠点の整備に加え、まちに連続性を持たせ、エリア全体の価値を高めることと、そして、持続的に成長し、将来に希望が持てるまちだと思われることが重要だと考えています。

官民連携して、(仮称)和歌山城前広場や市堀川沿いの拠点整備を行うとともに、その拠点を含め、南海和歌山市駅から和歌山城の様々な拠点をつなぎ、食べ歩きなどが楽しめる賑わいルートの整備や、公共交通機関と連携した民間のシェアサイクル事業の推進により回遊性の向上を図ります。点から線につながるまちづくりを進めるとともに、生まれ変わるまちなかとその魅力を積極的に発信することで、民間の投資意欲を喚起できるよう、今後とも取組を進めてまいります。

 

浜田

IRに関する新聞報道を受けての感想はどうか。

尾花市長

政府の制度設計案では、IR施設を構成する施設の要件として、日本を代表することとなる規模の国際展示場や国際会議場を、カジノ施設に併設することとされているなど、誘致を推進する地方の自治体にとっては、厳しい内容と言えます。

しかし、政府の制度設計案に関し、地方でも設置できる制度が必要とする国会議員の意見も多いと聞いていますので、制度設計が大詰めを迎えているものの、最終的にどのような制度になるかは不確定な状況であり、今後の議論を注視して参りたいと考えています。

 

浜田

市長が考えるカジノ施設を外国人専用としたIRとは違った方向になりつつあるが、その考えに変わりはないのか。また、このことに対する要望活動を考えているのか。

尾花市長

政府の制度設計案は、現在議論中であるため、カジノ施設を外国人専用とすることができるのかについては、確定していませんが、今後もこれまでどおり、誘致を推進していく考えであり、国等への働きかけなどの取組を行ってまいります。

 

中央卸売市場について

浜田

平成27年度に基本計画が策定され、今年度は基本設計が行われているが、基本計画から基本設計における変更点や改善点があるのか。その理由と余剰地について伺いたい。

産業まちづくり局長 有馬 専至氏

基本計画の施設整備コンセプトを基に、機能的でコンパクトな市場、食の安心・安全を提供する市場、また市民にも開かれた活気のある市場を目指して基本設計をおこなっており、3月末の完成予定です。

基本設計においては、場内事業者との協議を重ねたうえで、よりスムーズな物流動線の確保の観点から、進入路や場内の車両動線、一部建物の配置の変更を予定しています。

また余剰地については、基本設計終了後、面積等が確定しますので「道の駅」を中心として、にぎわい創出をはじめ市民の方々にとって利用しやすく喜んでいただける施設となるよう取り組んでいきたいと考えています。

浜田

道の駅をはじめとする余剰地活用について、市役所内の多局にまたがり有効活用を検討する集まりを作ってはどうか。

尾花市長

余剰地の活用については、「道の駅」を中央卸売市場整備基本計画の中で、市場と連携して食の魅力を発信する施設として位置づけ、アイデア募集を行うとともに、関係部課により余剰地に必要な機能の検討を進めているところです。

議員のご提案については、今後、余剰地活用を具体的に進めていくにあたり、関係する局が連携し知恵を出し合いながら、より有効な活用を検討していくことが必要であると考えており、関係部局長が集まる横断的な検討の場を設けてまいります。