月別アーカイブ: 2019年6月

平成31年 2月 市議会 定例会

外国人労働者に関して

浜田

外国人労働者の受け入れを、今後和歌山市として積極的に取り組むの

か、それとも消極的な姿勢で静観するのか方向性を聞かせてほしい。

尾花市長

外国人労働者については、人手不足が深刻な状況で人材の確保が喫緊の

課題となっている本市の企業から受け入れを求める声を聞いています。

本市としては企業のニーズ把握を行い、関係機関と連携し、外国人

労働者受け入れに関する制度の周知を図るとともに、外国人留学生に

ついても高等教育機関とマッチングを図るなど外国人材の活用に取り

組みます。

また、増加する外国人が働き、暮らしやすい環境づくりにも併せて取り組

んでいく必要があると考えています。

浜田

指摘した問題を含めてこれらの懸念に対して、そのことを十分理解し考えているか

か。

不景気になった場合、すでに入国している外国人労働者はどうなると思うか。

尾花市長

言語、文化、習慣が違う外国人居住者が増加することに伴い、外国人が地域社会で

生活していく上での支援が重要になることは認識しております。

また、景気が悪化すれば経営判断として人員削減が行われ、外国人労働者も解雇さ

れる事態が起きるものと想定されます。

新制度では、特定技能として外国人労働者を雇用するためには、受け入れる企業等

が支援計画を策定し、適正に実施する責務が規定されており、生活していく上での

支援に関することのほか雇用契約を解除する場合には他の企業等で特定技能として

活動できるよう支援することも要件とされています。

本市では、景気動向や雇用情勢、外国人労働者を雇用する企業の動向を注視し、

外国人労働者が安易に解雇されることのないよう企業に働きかけるとともに、

雇用が解除された場合も引き続き特定技能として活動ができるよう、

関係機関と連携して対応する必要があると考えています。

浜田

外国人労働者の受け入れを積極的に進めるとしたら、懸念される事柄、

準備すべきことがあれば、教えてほしい。

産業交流局長 有馬 専至氏

言語や文化、習慣の違いから日本に来られたばかりの在住外国人の皆様は、生活

していく上で様々な困難に直面されます。例えば、「ごみの出し方や交通ルールが

よくわからない」といった身近なことから始まり、台風、地震等災害発生時の避難

対応など生命に関わることまで幅広く多岐にわたります。

本市では、在住外国人の皆様が日常生活の不便を解消し、本市で快適に暮らしてい

けるように、市報わかやま等の生活に必要な情報を英中韓3か国語で掲載したレター

の配布や日本語教室、防災講座の実施等の支援事業を行っています。

本市といたしましては、外国人労働者の受け入れに伴い、より多くの在住

外国人の皆様に本事業を周知するとともに、和歌山県国際交流協会等の

関係機関とも連携を図り、更なる在住外国人の支援を進めてまいります。

中央卸売市場に関して

浜田

中央卸売市場の建て替え建設は、工期、予算を含め予定通り進むのか。

平成29年3月の答弁で「平成30年度には、、道の駅を含め全体計画を決定する必要が

あると考えております」とあったが、その後、道の駅を含めた賑わい創出の拠点と

しての南用地の利活用はどのようになっているか。

尾花市長

中央卸売市場の再整備については、平成31年度中に総合食品センター及び付帯施設

を完成させることとしており、2022年度の供用開始を目指し進めているところです。

今後の整備費については、実施設計を進める中で精査してまいります。

南用地の利活用については、関係局を含めた「南用地検討協議会」で協議を進めてお

り、道の駅には市場と連携し「食」の魅力を発信する機能を核とした地域振興施設や、

若者から高齢者まで世代間交流が図れ市民の方々にとって利用しやすく喜んでいただ

ける施設の整備を検討しています。

また、道の駅の地域振興施設を含め、民間の資金やノウハウを活用する官民連携を

基本として整備を進めていきたいと考えており、市場事業者や企業から情報収集を

していますが、収集及び整理に時間を要しているため、全体計画の決定には至ってい

ません。

引き続き情報の収集及び整理に努め、民間事業者の公募等を進めたいと考えていま

す。

浜田

市場内の日常的な運営、管理、新築建設工事の推進、場内事業者との調整、

そして南用地対策から事業化まで、市場の職員14名程度に任せきりでいいのか。

南用地を中央卸売市場と切り離して、担当を変えてはいかがか。

尾花市長

今後、再整備工事が本格化するとともに、南用地の利活用も進めていかなければなら

ないため、業務量に応じた適正な人員配置に努めてまいります。

特に、南用地の利活用については、副市長をトップとする関係局による協議会の中で、

さらに議論を深めることとし、事務局については、中央卸売市場が引き続き担いますが

増員による強化を図ってまいります。

将来の町の形(スーパーシティ等)に関して

浜田

近未来社会の実現に向けて他に先駆ける気概で強くアクセルを踏み続けるか、

それとも慎重に慌てず安全運転を心がけるのか。

尾花市長

現在、国において、まちづくりに先端技術を取り入れようという動きが急速に

進みつつあります。

まちづくりに、先端技術を取り入れ、より質の高い生活を、市民が享受できることは

素晴らしいことであり、本市においても民間企業との連携が進み、本市の事例が全国に

向け展開されるような、先駆けとなれる可能性を探っていきたいと考えています。

特に、「スーパーシティ」に関しては、ごく少数のエリアにおいて、2030年頃を見通し、

複数の先端技術を、他に先行してモデル的に実装させようというもので、国において

制度の整備を進めているところです。

世界最先端の技術を実装できる企業との連携が必要など、かなりハードルは高い

見込みですが、条件さえ整えることができれば、こういった制度の活用もできると

考えています。

浜田

スーパーシティの10領域(移動 ・ 物流 ・ 支払い ・ 行政 ・ 医療,介護

教育 ・ エネルギー,水 ・ 環境,ごみ ・ 防災 ・ 防犯,安全)について

優先順位があってしかるべきであり、和歌山市に適する近未来社会をまず描き、

「和歌山市モデル」をつくることが必要だと考えるが、どうか。

そして、その領域で既に具体的に取り組んでいること、取り組もうとしていることが

あれば教えて頂きたい。

尾花市長

先端技術をまちづくりに先導的に取り入れる際には、都市機能と自然をバランスよく

併せ持つ本市の特性を生かすとともに、高齢化などによる全国的な課題の解決に

つながるものにしていきたいと考えています。

まず、本市の特性である豊かな自然の保全・充実に向けて「エネルギー」「環境」の

領域、そして温暖な気候や充実した医療環境を生かせる「医療・介護」の領域などに

取り組んでいきたいと考えています。

また、急激な高齢化や交通弱者への対応として、自動走行のパーソナルモビリティと

いった「移動」の領域など、全国共通の課題解決にも先端技術を生かしていければと

考えています。

今後は、民間企業等と連携し、それらの技術をうまく取り入れながら、和歌山市らしい

ソサエティ5.0の実現に向けたまちづくりを進めていきたいと考えています。

浜田

今後も変わることなく、従来通りの政治スタイルや組織マメジメントで行政を進めて

いくのか。

尾花市長

私は、平成26年8月に市長に就任させていただいて以降、待ったなしの課題を抱えてい

た本市を元気にするのだという信念をもって市政を運営してきました。市民の皆様、

自治会や各種団体の皆様などから多くの声を聞き、議会の皆様と議論しながら、

和歌山市の将来ビジョンや取組の方向性を示し、様々な政策の種をまき、そして、

職員と一丸となって取り組みを進めてきました。

まいた種は少しずつ芽を出し始め、昨年8月の市長選挙では、多くの市民の皆様から

力強いご支援をいただき、2期目の市政を担わせていただくことになりました。

私は、本市の更なる成長に向けて、時代の潮流に乗り遅れることなく、新しい施策に

挑戦していくべきと考えています。また、市政運営にあたり様々な困難に直面することも

あるかと思いますが、今後とも、リーダーとしての責任と覚悟を持ち、揺るぎない信念と

明確なビジョンのもと、職員と知恵を絞りながら取り組みを進めることで、

「きらり輝く 元気 和歌山市」の実現を図ってまいります。

浜田

「政界一寸先は闇」(川島正次郎)

そんな言葉を思いながら、議員として今任期最後の再々質問をさせて頂きます。

外国人労働者受け入れ問題については、私自身単純に是か非かで問われれば、

正直、非であります。しかし受け入れを決めた以上、「ただ足りないから足す」

だけでは、多くの問題を抱えるだけの結果になりはしないか。

起こりうる問題を真剣に考え、対応する努力を惜しまない「覚悟」を持ち合わせて

いるのかを問われていると私は思います。

労働者としてだけではなく、住む暮らす地域の生活者として、当該地域の自治体は

いろいろな問題を抱え、対応を迫られます。例えば、健康保険や年金、

マイナンバーカードなど、また出産育児一時金や児童手当、教育現場など、

自治体が対応に責任を負うことも数多くあるはずです。受け入れる以上はしっかりと

した対応、問題解決をお願いし、要望にします。

次に近未来社会の構築については、ただ単なる補助金、交付金を目的にするのでは

なく、本気で取り組む気があるなら、先駆ける「気概」をまず持って頂きたい、そして

「和歌山モデル」「和歌山オリジナル」と言えるような街づくりの「軸」を示し、

近未来に向けて、先端技術を取り入れた街づくりのデザインを、そして、その方向性を

考えて頂きたいと思います。そのことも併せて、要望します。

中央卸売市場本体については、流通の構造変化(アマゾンなど)や将来予測などを

事業化以前に、議論や考察を充分重ねるべきだったと未だに私は思います。

南用地利活用については、商業的な判断の弱さを感じますし、本体同様に商業的適地

かという、そもそもの立地の問題が今後もネックになると思います。

市場より後発である山東にある「四季の郷」における事業化、順調に進みつつあるのを

考えれば、実に残念です。最初に工期、予算について質問しましたが、建設に向けて

これから工期や予算などの問題が起こるのではないかと心配をしています。

国の補助金であれ、市の負担や持ち出しであれ、出どころは違えども、すべて税金で

あることを肝に銘じて欲しいと思います。

そもそも、「難儀」な事業(中央卸売市場)にした市長自身が、私が指摘した数々の問題

を自らが勇気と責任をもって解決することを、残念ですが願うしかありません。

これも、要望しておきます。

質問の統括としてお尋ねします。

ここからは、数多くの政治家を身近に見てきた者として、政治評論家的に、今流行りの

言葉である、上から目線で言わせて頂きます。

この4年間、議員として、市長の政治的な取り組み方についての感想は、今回の質問に

関して例えれば、

外国人労働者の受け入れ等に見られるように、新しく起こる問題に対して

覚悟が足りない

近未来社会の対応、街づくり等に対して

軸という気骨が感じられない

中央卸売市場の大きな予算を伴う

難儀に対して勇気や責任が感じられない

そして、

「歴史観、国家観に基づく政治的思想や哲学、理念」

と言ったものを、市長に感じた瞬間が私にはありません。

また、我が派の吉本幹事長の代表質問に関連して思うことは、市長自身に人を

「育てる」と言う愛情というものが足りないとも思います。

ただ、私があれもこれも、ないないと批判したところで、それらがないとしても、

決して政治家として失格だという判断ではないと知っています。

また、容姿や性格、素行が素晴らしいからと言って、政治的評価が高い、

できる政治家というわけでもありません。

政治家にもいろいろなタイプがいて当然ですし、そして最終的には政治家としての善悪

を、公に決める方法は残念ながら有権者による判断以外ありません。

そこで、市長に最後シンプルにお伺いします。

市長は、今後も変わることなく従来通りの政治スタイルや組織マメジメントで行政を

進めていかれるのでしょうか?

ご清聴頂きありがとうございました。